m

TENET テネットのmのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
-
女科学者が主人公に逆行する銃弾を説明する際に言った「考えないで、感じるの」という言葉は、ノーランから我々へのメッセージとも言える。ということで、至極難解な映画ではありましたが、逆行する敵・味方諸々との攻防・アクション、逆行の足跡から過去を予測させる構造をエンターテイメントとしてビンビンに感じれたならば、この映画はそれでいいんじゃないでしょうか。

しかしながら、あまりにも頭のなかが混沌としているため、初見で得た情報を整理したい。序盤では、未来では第三次世界大戦が起こってしまって、それを阻止するために逆行のマシンを未来の何者かが送ってきたと思われたが、そうではなく、世界を破壊しつくしたいと考えた未来の何者かがセイターに使命を与え、それを阻止しようとするのが主人公側の使命?でもセイターが死んだら結局爆発するんでなくって?なぜ主人公はキャットに固執するの?主人公は誰に雇われているかわかっていなかったが、結局自分が黒幕であったのならば、「記録」しておけばよかったのでは?では、敵側の未来の黒幕とは?冷戦ということはアメリカ対ロシア?女のために戦う男と子を想う母としての女、という超古典的な図式。軍隊は敵も目的もわからず戦っているということを言いたいのかしら。
m

m