あびる

空の青さを知る人よのあびるのネタバレレビュー・内容・結末

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

惡の華が良かったので岡田麿里という脚本家に興味が湧き、これまでの2つの超平和バスターズ作品を観ずにつっこんでみました。

最近の作品には珍しくミニマムな事象を扱っていて、閉塞する地方都市からの脱出だとか夢と現実のギャップだとか自分好みのテーマが扱われていたものの、好きだった人がずっと待っていてくれていて結局は元の居場所に収まるという御都合主義的でかつ、夢に対してもまた頑張ろう!というやる気の問題だけで終わってしまってモヤモヤしました。昔の自分が出現することの意味が作中では当時地元に残りたいという迷いがあったからというこれまた漠然とした理由で、最後も忽然と消えて、もしかしてあれは集団催眠なのか?

ただ細かいところ抜きでみると爽やかな良い印象で、特に昔のしんのが飛翔する場面があいみょんの楽曲もあってワクワクした。赤いギターとしんののオーバーラップと狭い空間からの解放の躍動感
天気の子しかり町田くんしかり今年のテーマは「浮遊」ですね。現実からの浮遊、地元からの浮遊、倫理観からの浮遊、、

エンドロールの結婚の写真やら進学の写真やらまじで蛇足ではないですか??夢追いかけて東京いけやって思ってしまう。
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