アンニュイ

ラフィキ:ふたりの夢のアンニュイのレビュー・感想・評価

ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)
3.9
瑞々しく色鮮やかな映像で始まる本作。
主人公達の衣装やインテリアなども、アフリカ独特のカラフルな原色使いが魅力的だ。

その色味は、自由な雰囲気と性の多様性を連想させるのだが、実際は女性蔑視や同性愛は許さない古い体質の社会。

この対比が素晴らしい。




『本物になる』

ピンク色の光に包まれ、青春の絶頂にいるふたりの少女を古い因習が襲う。まるで魔女狩りのように。

性の多様性を奪うかのように、ふたりから色が奪われる。画面も暗く色味が消える。


ラスト
再会を果たすふたりを包む光が希望の光になることを願う。
アンニュイ

アンニュイ