少林36房

KESARI ケサリ 21人の勇者たちの少林36房のレビュー・感想・評価

3.5
実際の出来事を元に作られたフィクション。
主役は昨年公開のパッドマンの人。
ちなみに、ダンスシーンは一箇所。

作品で取り上げたエピソード自体は
悪く無いと思うんだけど、
ちょっと物足りなかったかなぁ。

どうせフィクションってことでやるのなら、
個人的には、もう少し主人公たち21人の
人間関係や生い立ち等のドラマがあった上で
クライマックスとなる終盤の凄惨な防衛戦へと
繋いでくれたら良かったかなと思うし、
どうせ話を盛るんなら
バーフバリ程とまでは言わないけど
‘’やり過ぎぶっ飛び戦略・戦闘‘’が
もっとあっても良かったんじゃないかなぁって。

そんな事もあり、もっと盛り上げて欲しかったし
物足りなさを私は感じたかなぁ。

あと、終盤の防衛戦の様子を観ていると
主人公も、その仲間達もなかなかの精鋭なんだけど、
だったら「どうしてそんな精鋭なのか?」
というトコも描いて観せて欲しかった。
たとえば、分隊長である主人公が砦にやって来て
規律を正すだけでは無く、‘’ぶっ飛び特殊訓練‘’を行い
仲間達が精鋭へと育っていくという描写があるとか。
主人公達21人が
なぜ精鋭揃いなのかって経緯もつくし、
その訓練シーン自体も盛り上がると思うんだけどなぁ。

そんなこんなで、
なんか、勿体ない気がしてならなかったです

2019年8月に映画館で鑑賞
少林36房

少林36房