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KESARI ケサリ 21人の勇者たちのzzyyのレビュー・感想・評価

3.4
「尊厳」の物語。
本作を鑑賞する前に「ケサリ」の意味するところを充分に理解しているか否かで、グッとくるか、こないか、くるものも半減してしまうのではないかと思う。ケサリの公式ツイッターなりホームページなりそこでも充分なので、読むと良い。
(ケサリとは、サフランのことで、サフラン色は
「勇気と犠牲」を意味するとされている。
また、シク教徒のターバンに触れたり、ターバンを脱がせることは最大の屈辱とされる。(公式より抜粋))
劇中、何度か「ターバンには触るな」と出てくるが、そういう事なのである。
そして、主人公らは気高い行いもする。
これは、戦闘エンタメではない。
「尊厳」の物語だと私は思う。
何故、彼らは、一万対、21人で闘ったのか。
待機せよ、の命令が出ていながら闘ったのは、
彼ら自身の選択であり、砦を守るのも、誰の為でもない。彼ら自身の尊厳、誇りの為だ。

(レビューを見ていると、見分けがつかないという文章をよく見かけるが、充分見分けつくから。それぞれ個性があるじゃないか。)
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