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イップ・マン 完結のkuuのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
4.0
『イップ・マン 完結』映倫区分G
原題葉問4 Ip Man 4
製作年2019年。上映時間105分。
ハリウッドでも活躍する甄子丹(ドニー・イェン)が、ブルース・リーの師匠として知られる咏春拳葉問派宗師のマスター・イップ・マン师傅(葉問)を演じる伝記アクションシリーズ第4作
『序章』『葉問』『継承』『完結』
の最終章『完結』が本作。

1964年、サンフランシスコに渡ったイップ・マン师傅は、弟子であるブルース・リーとの再会や太極拳の達人ワンとの対立などを経て、米国ちゅう異国の地で生きる同胞たちが直面している厳しい現実を身をもって知る。
そんな中、中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートンとの戦いでワンが敗北を喫してしまう。
香港に残して来た息子にある思いを伝えたイップ・マンは、宣告された病を隠して、人びとの誇りのために最後の戦いへと挑む。

ベタなストーリーながらハマっちまう。
カンフーものは小生のロマンっすわ。
話は逸れますが、
イップマンは生前、弟子たちに直接、日本人に自派の咏春拳を教えるコトを禁じた。
反日というか日本を嫌っていたとされてます。
当時の時代背景から戦争の影響もあったんやろけど、イップマンの場合は単純な個人的感情からとさてます。
イップマンの家業はは当時非常に裕福やったけど、日中戦争後、その全財産を日本軍に強制的に徴収される。
イップマン個人の感情として日本嫌いになったとしても仕方ない。
また、ブルース・リーに関しても、色々な見方があります。
反日的とされる点 ・ドラゴン怒りの鉄拳など出演作に反日的なシーンや要素が多くある。
例えば、出演映画で日本の空手を敵役にしているとか、
また、偶然やろけど、直接の弟子に日本人がいない。
しかし、ブルース・リーはイギリス植民地の香港で育って、中共の異常な反日教育は受けてへん。
とはいえ中国系であり、日本に対してマイナスの感情を持っていてもおかしくはないかもしれない。
ただ残された記録等から、少なくとも極端な反日一辺倒の人物でなかったコトは間違いないやろけど。
また、イップマンが知ったらどないなるか分からんけど、現在じゃ咏春拳を教える日本人がいる。
孫弟子以降の弟子やけど。
なんて書いてますが、小生はイップマンが大好きです。
このイップマンシリーズも、中国の連続テレビドラマ『イップマン』も全話観てるし、勿論、ブルース・リーも同じくらい愛してる。
ブルース・リーの自由組み手風景も描かれてたなぁ。
実際の映像がありますのでお時間がございましたらどうぞ。

https://youtu.be/atgJX2nGAak


ブルース・リーの師匠って云うだけでシビれる。
シリーズのはじめから振り替えれば、完結はまずまずのフィナーレかな。
演出はイップマンの敵と云うよりも偏った民意が通底しるのか受け入れがたいかな。
序章じゃ日本、
葉問は英国、
継承ならタイソン?と英国に牛耳られた警察権力
見たいで、
本作品は米国。
そないなんじゃなく純粋な悪を打つイップマンを観たかったかな。
もし、『完結』の続編が出来るなら、また、流れで香港を鑑みるなら中国が香港市民を弾圧してるんやし、イップマンの敵は中国政府側になるんかな。
ドニー・イェンは今作品当時は56歳。
本物のイップマンは79歳で亡くなった。
故にドニーイェン遺影姿はナカナカみれへんし、に珍しいかも。
太極拳の師匠役が個人的に好きになりましたね。
余談が過ぎますが、俳優のクリス・コリンズは映画じゃアメリカの海兵隊空手チャンピオンを演じてるが、コリンズはマスターイップマンの咏春拳に負けるけど、
映画を抜けた実生活じゃコリンズは本物のイップマンの愛弟一人である梁挺のウィングチュンの愛弟子。
作品で咏春拳の脚さばきは封印して望んだそうです。
何はともあれ、やはりイップマンには最後まで、全気持ちをもってかれました。
イップマンの木人を打つのは泪無しにみれなかった。

この場面も実際の映像が残ってます。
最後にどうぞ。

https://youtu.be/a0YDDC5yHtU
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