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イップ・マン 完結のmi2witのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
4.8
前回は満席で観れなかった「イップ・マン 完結」を鑑賞。
「イップ・マン」シリーズも、ついに完結。
エンドロールでは過去作品の名シーンも流れますので、シリーズを通しで観てきた人なら必見の作品。

今作では海外で活躍している、弟子のブルース・リーを訪ねてサンフランシスコへ。
学校で暴力沙汰を起こして退学になった息子を海外留学させようという思いもあったのですが、現地の中国人組合(中華総会)の推薦状を書いてもらおうと挨拶に行くも、集まっていた師匠たちからは塩対応。
「あんたの弟子(ブルース・リー)が外国人にカンフーを教えているが、まずそれをやめさせよ」
いや、外国人に武術を通じて我々のことをもっと知ってもらうべきだ、と反論するイップ・マン師父だが、「祖父は大陸横断鉄道の工事でこの国に貢献したのに、我々は不当な扱いを受け続けている!」と返されてしまう。
そう、この頃はまだまだ人種差別が横行していたんですね。(今もか?)
「我々を認めず、不当に差別を続けるアメリカ人なんかに、我々の宝である功夫を流出するべきではない」というのが師匠がたのご意見。

一旦は引き上げ、息子の留学先となる学校の見学に向かうイップマン師父。
そこで一人の中国人少女が、男子を含めたアメリカ人の生徒たちに暴力を受けているのを見て、颯爽と蹴散らす師父!
帰り道も心配だから…と家まで送っていくと、そこは中華総会の会長で太極拳のワン師匠の家!

「フン。今度は娘に取り入ってお願いしにきたか!」と一喝するワン会長だが、そこは武闘家らしく(?)、「よし、私に勝てたら推薦状を書いてやろう!」と対決することに(笑)

イジメに遭っていたワン師匠の娘をかばって右腕を怪我していたイップ・マン師父だが、「おや?古傷が痛むのかね?」とニヤリと笑い、攻撃してくるワン師匠。
娘は「それは私を助けてくれた時の!」と口に出せずにいたのに、イップマン師父に合わせてか右腕を背中に回して片手での猛攻!(このシーンはエモい!)

両雄の対決は、突然発生した地震のため中断したものの、次のお祭り(中秋節)の舞台で再戦することに。
しかし、真の敵はワン師匠ではなく…(この続きは劇場にてw)

今回は満を辞して、弟子のブルース・リーのアクションが解禁!
敵から奪い取ったヌンチャクでの攻撃も観れますよ!
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