このレビューはネタバレを含みます
癌になり息子の留学先を探しにサンフランシスコにやってきたイップ・マンが現地の海兵隊と戦うお話。そっくりさん感しかないブルース・リー。
西洋人が出てくる香港映画はゲンナリすることが多いですが、そこは変わらず。いかがなものかという名前のハートマン軍曹、ただのガイキチ。
イップ・マンことドニー・イェンのアクションはカッコよかったですが、それだけの印象。館山昌平にそっくりなワン師匠もカッコ良かったです。
かなり陳腐な脚本で、ハートマンはいわずもがな、ワンやルオナンの心情もベタベタな展開。チアリーディングねえ。
最悪なのはラストシーンで、結局「ブルース・リーの師匠」で有名な葉問という扱い。いくら偉大だろうが大して活躍もしてないブルース・リーの家族を差し置いての参列シーンは「彼が葬式に来るような人なんですよ」とでも言いたげで、心底ゲンナリしました。
アクションシーンは変わらずの見事さでしたが、それ以外はシリーズ最低じゃないかとかなり幻滅した映画でした。