<概説>
最先端の機械に管理された家に住む芸術家に、不審な存在が忍び寄る。高度な人工知能の目を掻い潜り、盗撮や差出人不明のプレゼントを繰り返すのは何者なのか。時代の最先端技術の穴をついたSFスリラー。
<感想>
プログラミング初心者の人間的には「?」な作品。
それを専門とする方々からしたらかえってアリな設定なのかもしれません。しかし初心者からするとビッグデータもない最小限の自己改良能力って、そんな方向に向かうのかと疑問が。
いかに人工知能が人間の感情を模倣可能な時代の話にしたって、一家庭に実装された人工知能の規格の話じゃないよなあとツッコミ所満載。
とぐだぐだ考えていて自省。
知識だけで作品語ったらあかんですね。
めんどくさいSF鑑賞者になりつつあると自己嫌悪です。
ザックリとした意見としては、AIは人間を脅かす存在という見方がいまだに支配的なんだなあというのと、AIは一方で未開の金脈のようにも思われているのだなと。
作品自体はスリラーなのでしょうけれど、こうした作品が完成すること自体には希望のようなものを感じられました。