きよぼん

ひとよのきよぼんのレビュー・感想・評価

ひとよ(2019年製作の映画)
4.5
この映画にはふさわしくない感想ですが、この家族はとってもチャーミング。あと5時間はみれたな。連ドラ化希望。

舞台となる街、人の「日常感」がいかにもありそうで、観ていて心にベタベタ触れてくるような気持ち悪さがある一方で、反対にとても気持ちいい。いや自分が憧れてる世界ってもっとオシャレにスマートな生活したいなーとイメージしてるんです。逆にこういう日常を生きる現実に嫌悪感を持っていたりする。

でもなんでしょうねえ。こういう日常ってフィクションでみると「ああいいよなあ」って思うんですよね。こういうかっこ悪い日常のなかに自分はいるはずなのに何かが違う。

殺人を犯した母をもつ子供たち。世間から白眼視されという運命を背負ってしまった三人兄姉。グッときたのは彼らが運命を打ち砕く方法や道をみつけるのではないということ。自分が運命に縛られてると思い込んでいて、実は背負ってるものを下ろすだけでずいぶん楽になる。

それって日常に対して持ってしまう嫌悪感を解消できる大きな気づきを語ってくれています。またまたこの映画にふさわしくない感想でしめますが、「とても素敵な映画」オススメ。