このレビューはネタバレを含みます
冒頭から泣ける場面に始まり、結局最後までほぼほぼ泣いてた。
どんな形にせよ、途中で母親がいなくなりまた帰ってきてもうまく付き合えないと思う。それでもなんとか取り繕うとする雰囲気はもどかしくてもどかしくて。
「母さんは母さんだろ」ってセリフはなんの説得力もないのにただただ重い。兄弟の間でさえそれぞれの考えや思いがあって、でもどうしたらいいのかわからなく不器用にしか接することができなくて、それでも母は同じスタンス、不器用なんだよね。良くも悪くも共感できない登場人物ばかりで、全くどいつもこいつもって気持ちでモヤモヤは多かった。褒めてます。
ただね、ほとんど予想の範疇というか、ここ泣き所ですってのがわかりやす過ぎて、それはそれでつまらなかったなぁ。いや泣いちゃうんやけど汗。
それに「何からやり直したらいいのか」とかの、物語のわりと重要なセリフが予告編で出しちゃってるのが個人的には勿体ないと思う。いやそれでも泣いちゃったんやけど笑。
しかし、佐々木蔵之介のエピソードが終盤では必要だとは思うけど、なんだかあっさりと荒れちゃったように見えて、逆に必要だったのか?って思えちゃう。あのタクシーに母親が乗り込む理由もわかりにくかったし。