ひとよの作品情報・感想・評価

「ひとよ」に投稿された感想・評価

river

riverの感想・評価

4.0
父から子供たちへの暴力を止めるため、母は罪を犯す。その後15年間不在だった母だが、突然3兄妹の元にあらわれ…

兄妹をはじめ、まわりの人々はそれぞれの思いを胸に秘めなんとか暮らしてきたが、母の帰還をきっかけに、次々とほころびが広がっていく。
派手な展開はないけど、小さなエピソードが積み重なり、家族のリアリティが深まっていく。この実存感のために、4人目の兄妹となったような感覚にさせられた。

自分が長男ということもあり、特に長男の稲村大樹(鈴木亮平)に共感した。優しさと表裏一体の優柔不断さや、頼りにならなそうにみえても腹が据わっているところもあったり。彼の感情が爆発するシーンには、今年観た日本映画では一番泣かされたかもしれない。

父親(稲村雄一)の暴力の禍々しさや、妹の稲村園子(松岡茉優)が躊躇なく吐き出す言葉の数々も印象に残っている。鑑賞後は、新しく家族が増えたような親密な空気感に包まれた。
らき

らきの感想・評価

3.9
家族系の映画自分の経験と重ねてしまうから見るか迷ったけど最高に良かった

孤狼の血も彼女がその名を知らない鳥たちも良かったしこの監督ハズレない

何回かキツイシーンあったけど見て良かった
fonske0114

fonske0114の感想・評価

4.0
母親が家族を守るために犯罪者になり、その子供たちが大人になった頃母親が出所し家に帰ってきて...という話。
各々の闇が深く、誰の目線で見ればいいのか悩んだが、とても重く突き刺さった。田中裕子がとにかく怪演かつ好演、圧倒的だった。


以下ネタバレ感想を。


話としてはかなり序盤から母親による殺人事件と出所して帰宅になり、「この先どーなるの?」という感じ。

各社員のエピソードも終わってみれば伏線になっているし、佐々木蔵之介の流れは意外だった。

この映画は物語そのものよりも、
切っても切れない家族
犯罪者という過去
犯罪者の家族
親から子への愛
子供の反発
など他人や親子の様々な関係が幾重にも重なっていて、どこの目線で見るかがとても張り巡らしされていたことがすごい。

殺人を犯したことをまるでギャグのように言っていたが、他人から見たときに犯罪者と関わりを持つことへの不安感が克明に描かれていた。

ちょっとしたやり取りから家族というのは阿吽の呼吸で通じる何かがあるものがうまく表現されており(三兄弟はかなりはまっており空気感がとてもよかった)、それが故に同じことを察したときの空気の緊張感は半端ではない。

物語は終盤になるにつれて正に「疑似家族」の緊張の糸が切れていくのだが、特に鈴木亮平がMEGUMIを叩いた瞬間は見ていた人も背筋が伸びる思いだったのでは。

演者がとてもよかったのだが、特に佐藤健と田中裕子。佐藤健は「半分、青い」の律がはまっていたが今回も同じく寂しそうな影のある役でかなりよかった。

田中裕子はTHE昭和の母さん的なところからMOTHERなど坂元裕二脚本のある過去を背負った母親役(やはりかなりハマっている)、男前にキリッと物事を言い進める所と様々な表情があり目が離せない。

あと女性のドライバーだった人が良かった。

大悟は笑った。
y

yの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

11/24
佐藤健ファンとして、観ない理由はないので。
「家族」ってほんとに永遠に描き続けられるテーマだと思った。自分の家族は選べないし、結婚する相手だって、する瞬間に今後どういう家族になっていくかなんてわからない。だからこそ巻き込まれてやれとかいう言葉ってずしんてくる。運命というか宿命というか、逃げることも必要だし後悔することも絶対あるけど、最終的に絶対に向き合うべきものなんだなあと。
それぞれの心の闇とかを感じられる皆さんの演技が素敵すぎた。
1人で観て1人でじっくり考えるべき映画な気がする。
Saito

Saitoの感想・評価

-
滑り込みセーフで観れた。
最近面白い映画しか見てないけど、こういう日本映画を待ちわびてたんだな〜

茉優ちゃんはどんどん芝居が上手になるねえ☺️
おばあちゃん(今回は母だが)×松岡茉優=無限大の愛

ストーリーが完璧すぎる。天才か。
雄二のキャラがね、たまらなく愛おしいのよ。

メモ。
ノイズはかなり厚め。
雨のシーン:リアからの雷鳴が印象的。
白石和彌監督作品にしては比較的エグさも控えめな家族の人情ドラマだった。そこに物足りなさはあるものの、こういう作品も撮るんだなという意外性は感じられたし、もちろんある程度ドロドロはしている。田中裕子のポスト樹木希林感と言うか圧倒的な実在感は唯一無二。それと呼応するように松岡茉優の高いポテンシャルをまたも感じられて良かった。この(やさぐれた)松岡茉優が観たかったオブザイヤー映画。
えりこ

えりこの感想・評価

4.2
"擬似"家族なんかじゃなくて、ただ家族だった
分かり合えなくて取り返しがつかなくて、やるせなくて、それでもどうしようもなく続いていってしまうのが人生で。家族で。
だけどそんな中でもちょっとずつ前に進んでいくし、進んでいけるんだっていう希望が感じられる映画だった

俳優陣の演技がとても素晴らしかった
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