自分の父親を探すペトラ。
父親と思われるジャウメに接触した事から思わぬ方向へと運命が流されていく。
ストーリーが7章に分かれていて、時系列もバラバラになっている。
ペトラは想いを寄せられているルカスとの関係に不安を抱きながらも惹かれていく様子がなんとも切ない。
ルカスの父親であるジャウメ。
とんでもないくそジジイ。
息子のルカスの幸せをわざわざ壊す事をしたり、人を死に追いやる様な意地悪をしたり。
性格が捻じ曲がっているこの老人。
なんとも腹立たしい。
この老人のおかげで、どれだけの悲劇が起きたことか。
そりゃ、最後はそうなって当たり前。
真実を全て知ったラストのペトラの優しさに救われる。
ハイメ・ロサレス監督作品