ホンのシネマ

スケアリーストーリーズ 怖い本のホンのシネマのレビュー・感想・評価

3.3
私、実はあんまりホラー映画を観ません。
日本作品ならともかく、海外の怖い映画はどうも現実離れしていて(おそらく文化の違いだと思うんだけど)、怖いよりわらっちゃうが勝ってしまう。
そんな私が久々に観たこの作品。
思っていたよりずっと面白かったです!

1968年という時代設定が良かった。
過去の事件を調べるシーンなんかは
昔の記録(しかも手書き!)を一枚一枚調べたりと今だったらスマホで調べたりするところを超アナログに調べている。

実際にストーリーが描かれていくという不思議な本も、分厚くてデカイ本で、本好きとしてはグッときてしまう。
その怖い話が書かれた物語の血で書かれたというその文字も手書きの筆記体で美しい。こういう字を書きたいと思いながら観てしまった。


この作品は、作家でジャーナリストであるアルビン・シュワルツが、古い雑誌や民俗学者たちから全米各地に伝わる言い伝えを集めて編集した「スケアリーストーリーズ 怖い本」の中から選んだ物語を上手くまとめて一つのストーリーにしたもの。

この原作本は、アメリカの子供達に大人気で、児童書なのに子供たちには過激な内容すぎると全米の学校図書館に置くことにクレームが殺到したもの。

でも、子供たちって怖い話大好きなんですよね。
この本を持っている子は学校で羨望の眼差しを集めたとか。
私も小学生の時、怖い話大好きだったな〜と懐かしくなりました。
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