ジャームッシュ印の
ゾンビ映画…。
当然ながら緩くて
緊張感全くなし(笑)
のほほんと悲劇が襲う。
「デッド・ドント・ダイ」
アメリカの田舎町。地球の地軸がズレたお陰で死者が復活して…と言う王道のイカれたゾンビモノですが…ジャームッシュが作ってますからね…。コメディ?…とも言えない気のする不思議な作品が出来上がってます。
アメリカ人のゾンビ好きは半端無くて毎年作られてますし、何が定番で王道かと言うのがわかってる方も多いんでしょうが…。殆ど見てない苦手な私にはその辺り全くわからない(T_T)
ただ…何となく漂う雰囲気で王道を外す事でクスッとさせようとしてるのかなと…。出てくる方々全く分断されてるわ、助けないわ、ショッピングセンターはないわで…まぁ無理。
そもそもジャームッシュに緊張感なんてあるわけ無いし、あの語り口のままゾンビ撮ったらこうなりましたと言う所が、そもそも面白いのかもしれません。日本刀繋がりで想起されるゴーストドッグですら淡々としてましたからね。(そちらはそちらでそれが良かったんだけど)
淡々とした静の空かしてくる笑いならば、やはりビル・マーレイ(笑)あの間が素晴らしい。ゴーストバスターズですからね。部下にアダム・ドライバー。デカイ顔でかいガタイに真顔。こちらも納得ですね。他豪華俳優陣が華を添えるのもジャームッシュが大監督になっちゃったからでしょうね。無名時代で無名俳優さんだったら、こうは行かないし、無理筋でしょう。
日本刀が出てくるのは監督の趣味でしょうが、ティルダ・スウィントンが謎の葬儀屋で日本刀を振るう役。まるでキル・ビルを思わせる雰囲気で○。でしたが…最後あれは何のパロディだったんでしょうか…。
ゾンビものをどれだけみれば理解できるんでしょうか。勉強不足だわ…。苦手な分野でした…(T_T)