つるみん

デッド・ドント・ダイのつるみんのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.7
【This is definitely going to end badly.】

マスコミ試写にて観賞。
ジム・ジャームッシュ監督、3年ぶりの最新作。今回彼が作った映画はゾンビもの。

警察官が3人しかいない、のんびりとしたアメリカの田舎町センターヴィル。そこで前代未聞の怪事件が発生。ダイナーで働いていた2人が変死体として見つかる。動物の何頭かが襲ったのではないかと推測を立てるが、1人の警官が「これはゾンビの仕業だ」と言ったことが発端で、捜査が始まるのだが……。

今まで10作品ほど、ジム・ジャームッシュの作る世界観を堪能してきたが、そんな彼がもしもゾンビ映画を作ったら、こうなるだろう、これしかない!と言った感じの良さが十分に出ていた。いつものテンポ良い会話は健在で、相変わらず全編通して抑揚のない一定のリズムなのに面白いからやっぱり彼は凄い。

所々で見せるゾンビ映画愛を感じる場面や可笑しなカイロ・レン、やたら律儀で日本刀を常に持つティルダ・スウィントン。スマホが日常化した現代だから生まれるWi-FiやBluetoothを求める物欲ゾンビの出現等、クスクス笑えるポイントが散りばめられていた。

R15+という指定になっているが、血が出る場面は少なく、104分という短さもあって見易さは抜群だと思う。

OPや劇中に流れるSturgill Simpsonの〝The Dead Don't Die〟が染みる。