Yuuki

デッド・ドント・ダイのYuukiのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
4.0
何もないのどかな町センターヴィルでは、ペットや家畜や野生動物がいっせいにいなくなり、携帯の電波障害が起こるなど不可解な出来事が多発した。そんななかついに墓からゾンビが発生し、人を噛み殺す事件が発生!一夜明けて老若警官コンビが現場を検証するが、若手警官は死体を見て「これはゾンビっすね〜」と一瞬で理解。静かな町でゆるゆるゾンビサバイバルが始まる!

映画を愛し、映画に愛されてるので試写会にて。いつもありがとう…。「コーヒー&シガレッツ」などのいわゆるサブカルジャンルで存在感を放ってきたジム・ジャームッシュ監督の新作は、なんの緊迫感もないうえに全員ほぼやる気がなく、さらにブシェーミをはじめとする超大御所俳優&女優がめちゃめちゃなチョイ役で出演してゾンビになり頭をぶち抜かれるという大変オフビートなゾンビコメディとなっておりました。ひとによって好き嫌い分かれるかもしれないけど、なんなんだこの良さは…

W主人公をつとめたビル・マーレイ&アダム・ドライバーのコンビがまた良くて、どっちもフワフワした性格でゾンビにほとんど怯むことなく「ちょっとしたイレギュラー」みたいな感じで淡々とゾンビ狩りをしていくのがめちゃめちゃ斬新。さらに日本のお笑いの定石「テンドン」や禁断の楽屋ネタ、ゾンビ映画ではありえない超展開も楽しさに拍車をかけています(言いたいけどこれは確認して欲しい…)。アダム・ドライバー、異常者レベルでナタを振り回すのがまたすごい。そして最高だったのが彼が車の鍵に付けてたキーホルダー。これ笑わない人います!?まんまとウケてしまったし、試写場がかなりの笑いに包まれました。この人シリアスもギャグも何でも出来るな

その他にも言いたくてももったいなくて言えないぐらいむちゃくちゃな展開にもありつつ、その辺はまあ諦めて楽しんで「ただものではないゾンビ映画」を体感していただければと思います。ゾンビにダメージを与えると血ではなく黒い霧が吹き出すけどそれが特に説明されないのも「味」…。敬具