竜どん

デッド・ドント・ダイの竜どんのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.0
ユルい。ジム・ザームッシュ作品は『ゴースト・ドッグ』以来20年ぶり位に鑑賞(『パターソン』は未鑑賞)『GD』もユルかったけどここまで変な作風ではなかったよな。
アダム・ドライバーとジム・マーレイの主人公コンビの掛け合いがシュール過ぎてw。世捨て人ボブ・都会の若者三人組・施設の子供達等の「ゾンビ映画っぽい」キャラクター陣の活躍を期待させつつの投げっぱなしぶり。特に侍風味のゼルダさんの退場劇にはあんぐり。ロメロへのリスペクト、『ZOMBIE』へのオマージュ、ドライバーを介してのSWのお遊び等々小ネタが随所に散りばめられクスリとさせてくれるが、全体を通してのこの怖いまでのB級感はあえてなのだろうな。ザームッシュのユルさが許せるかどうかで評価が分かれそう。
メタで不気味(クリーピー)でお洒落で豪華な摩訶不思議作品。一般人にはお薦めできませんが、私は愛おしくて好きだなー。
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