タニ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのタニのレビュー・感想・評価

4.0
2021年6本目。はーなるほど、この9人のうち誰が犯人やという話ね、いやー9人関係ないやろ、あの助手が怪しいんでね?みたいなね見方から始まるわけですよ。全くもって浅はか。ミステリー=犯人を探せなわけですけど、その話で引っ張らないというか、二転三転っていうと陳腐なんですけど二転三転なんですよねー。転調のタイミングがよくて、ずっとこの話…?みたいな所で話が変わります。そして後半はその「仕掛け」が多くなり、結局眠くないテンポ具合!「ナイブズ・アウト」のような王道のミステリーの場合、登場人物や探偵のキャラクターが強いですが、この映画は9人のキャラクターが弱い分、こーいう「仕掛け」ができるのかも。面白うございました。
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