"自分のものは自分で守れ"
王道ミステリーと見せかけて、まさかまさかの連続!
叙述トリック満載の小説のような構成で、後半の怒涛の展開はスタイリッシュでおしゃれ!
鑑賞前の印象とは全く違って、
"ナイブズアウト"×"グランドイリュージョン"のような作品でした!
ポスター、ハードカバーの本の表紙と帯みたいでいいですよね!
本格王道ミステリーだと思っていたのに騙された!
ナイブズアウト的な構成で、犯人を探すミステリーではありません。
純粋なミステリーだと思って情報を頑張って追っていたのに、本質はそこにはなくて肩透かしを食らう感じがどうも相性が悪いです。
帯に本格ミステリーと書いてあるのに…
ですが、後半のテンポ感は見事!
事実が明かされていく度にどんどん引き込まれます。
特に、多言語飛び交う作戦会議はすごく緊迫感あって、みるみる優勢・劣勢が入れ替わっていく展開は痺れた〜!
ミステリーと言うよりは、暴力vs頭脳、創作vs商業のバチバチバトル!
面白かったです!