ヒロ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのヒロのレビュー・感想・評価

4.0

予想以上に面白い作品でした。

翻訳家9人をとある場所に留めさせて
世界的なベストセラー本の翻訳をさせる。
その中で巻き起こる事件、そんな風にしか予想していなかった。まあ、前半はそんな感じ。

それが後半になってきた頃からストーリーが二転三転してきて怒濤のような展開に釘付け。
うん?ちょっと見返したくなるフラグが立っちゃいました。

この作品、ものすごく重厚な推理ものって訳ではないんだけど見応えはあると思います。
フランスの作品なので音楽の使い方、ファッションセンス、カラーの使い方がおしゃれ。本屋さんが登場しますが、とても素敵なんですよ。行ってみたい!

翻訳家達が過ごすシェルターなんて、すごくテクノロジーを駆使してるんだけど流れる音楽がレトロで、そこの不一致感もワクワクしました。

フランス映画って難しくて苦手意識もあったけど、この作品は私の価値観を変えたかもなー。
そして何より、この作品を見ると読書がしたくなること間違いなし!
ヒロ

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