Rigby

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのRigbyのレビュー・感想・評価

4.5
bravo‼︎👏
文学への愛と信念、日本製プリンターの素晴らしさがあふれたミステリー✨

ようこそ、世界の終末に向けて造られた豪華なお屋敷へ。
一癖ある翻訳家9人がひとつの部屋に集められ、小説をそれぞれの言語に翻訳していく。
本は世界同時発売される大ベストセラー「デダリュス」
ジムもプールもボウリングも映画も美味しいお食事もあります。集中出来る良い環境でございます。

流出だけは許さんぞ。

しかしそこに脅迫メールが届き流出事件が発覚。金を寄越せ。原稿をバンバン公開してやる。
犯人探しが始まり、見つかるまで帰れません!仲間割れやらなんやかんやあって食事や電気空調を奪われ極限状態。
犯人は誰?何のためにどうやって?
思ってたら、、ほぅ。
ん?半ば1時間くらいで…えぇ!?
謎解き、見事に裏切られました。
キレキレのトリック!心地良いですね。
そしてまた謎解き。
どんどん観たくなる。小説でもそうなんですが、結末を観たいけど終わるのがもったいないんです。それくらい夢中になってしまいました。
最後の最後まで本当に目が離せません。引っ張り方もお見事です。人物それぞれも個性が立っていたので推しの翻訳家を見つけられます。

ただ、根本にあるのは愛。スカッとするものの、切なくて悲しいやるせない気持ちにもなりました。

素敵なミステリー映画!!
Rigby

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