Fumi

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのFumiのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前半ちょっと眠かったところもあったんだが、中盤からのたたみかけはよかった。

序盤早々に、2か月後を現在においてしまい、翻訳家が集められた洋館での出来事は過去として描いていき、種明かしをしていく構成にしたのも成功。映画・映像の特性もよく活かされてる。
クズ社長のエリックが理解できない言語で翻訳家同士がやりとりするシーンなんてのも、映像ならでは。👍
スパニッシュアパートメントもそうだったけど、いろんな国の人が集まる映画は、それぞれのお国柄の違いと同時に、人として共通の普遍性みたいなのも、描かれたりするのが楽しい。


「まずは、売上が最も低い国からだ!」と言って、ギリシャ人の翻訳家が銃を向けられる、ある意味ギリシャディスのシーンは笑った。登場人物はEU国が多いしね、デフォルト出した国には厳しいw


どんでんの映画は久しぶりで楽しかった。娯楽ミステリ映画として、良い作品だと思う。
Fumi

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