もう一度観てじっくり味わいたい、そんな作品でした。
〜あらすじ〜
各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。ある夜、冒頭10ページがネットに公開された。いったい誰が、どうやって、何の為に…。
好きなシーンは翻訳家同士が力を合わせるシーン。色んな言語を操って凄かったです。
文学を愛する人たち、翻訳家、小説家の苦悩。もう少し一人ひとりの人物を詳しく描いて欲しかったかな。
9人それぞれが怪しく描かれているけど、誰が犯人というのはわりと早くわかる。やっぱりあの人かふふっと思っていたら、それだけではなくここである驚きがあります。
どうやってというのは、私は凄いなぁと思った。ここでもある事に驚きます。
何の為にというのは、切なかった。ラストの思い出のシーンにジンときます。こういうの好き。
ただ、この方法でよかったのかというと、色々考えてしまいます。
ダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズ4作目「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行っていたという事に驚いた。