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9人の翻訳家 囚われたベストセラーのmasaのレビュー・感想・評価

3.6
流出したのは果たして誰だ?

映画化もされた世界的ベストセラー「インフェルノ」の出版秘話から生まれたミステリー。

情報漏えいを防ぐため各国の翻訳家たちを完全に隔離した実話を題材に、発売前の小説の流出危機が描かれる。

レジス・ロワンサル監督。
ミステリー小説「デダリュス」完結編を世界で同時に発売するため、洋館の地下室に9か国の翻訳家が集められる。
彼らは外部との接触を禁止され、毎日20ページだけ渡される原稿の翻訳作業に没頭していた。
ある夜、出版社の社長のもとに、「デダリュス」の冒頭をインターネットに公開したというメールが届く。
そこには、なんと指定時間内に金を支払わなければ次の100ページ、要求を拒めば全てのページを流出させると書かれていて…

複雑さもあるが、普通に楽しめるミステリー。
正直言うともう一捻り欲しかった。
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