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9人の翻訳家 囚われたベストセラーのjunのレビュー・感想・評価

3.8
半密室型ミステリー。
前半はゆっくりした展開で少し間延び感がつらかったですが、中盤から物語が加速していきます。

物語の中心となる時間軸と、自分語りのような解答を提示する時間軸の描写が移り変わり、徐々に真相へと近づいていきます。
最後の最後まで、動機もよくわからないまま進む物語が、ラストで一気に収束するのは気持ち良いですね。

勝手に考えるテーマは、愛 vs 金。
作品や家族への愛が勝利を収めるということで。
2020.8.21鑑賞(2020年52作目)
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