『刺さるもの』と『刺さらないもの』
本好きだが周囲の生徒とは距離を置く主人公、夏休みを控えたある日隣に住む幼馴染みが近く東京に転居すると知る。
幼馴染は誕生日だけでもここで過ごしたかった…。という思いを打ち明け主人公と逃げ出すところから始まる本作。
親への反骨精神といえばいいでしょうか、思春期ならではの『親との考え方の違い』に苛立ちを感じ、文字通り『親との戦い』が起きることはあります。
※私はおじさんなので遠い昔の話になります…なので解像度がやや低い可能性がありますが…。
で、結局のところ『胸の内を吐き出すしかない』わけで、その点に関して努力するしか相互理解というのは生まないはずなのですが…、本作を見ると『それを放棄する話』に見えてしまいちょっと遠く『刺さらない』と感じました。
『刺さる』にはもう少し若くないといけないのかもしれませんね。
また、現代の少年少女にはその時代特有のコミュニティーもあるわけで…と『真摯にコミュニケーションをとる』大事さを学べる良い作品でした。
もしよろしければご鑑賞してみてはいかがでしょうか。