たなか

僕のワンダフル・ジャーニーのたなかのレビュー・感想・評価

5.0
苦しくなるほど泣いた前作と
同じくらい泣きました。

前作を見たとき、犬のベイリーが飼い主のイーサンのことを思い続けるその姿に自分の犬も少しは生まれ変わってもまた会いたいと思ってくれるかななんて重ねて考えて号泣してしまった。
思い返してみても人生で1番泣いた映画だったかもしれない。
声が出そうになるくらい泣いたから今作はDVDで見ようと思って我慢してたけどどうしても気になって観てしまった。
今作も変わらずいろいろな姿に変わって行くベイリーに苦しくなるくらい泣いた。

前作とは私自身の立ち位置が変わった。
長年連れ添った愛犬を見送って1年がたつ。
犬と過ごしてる人ならわかるだろうけれど一緒に住む日々を重ねるほど絆が深まっていくのを日常の些細なことから感じる。だからこそ別れは本当に辛いものだった。正直まだまだ立ち直るには時間がかかるだろう。
どうしても先にいってしまう存在なのに愛情を、注げば注ぐだけ返してくれる不思議な存在。
犬と暮らしている人がみたらどこまでも好きを表現してくれるベイリーに羨ましささえ感じることだろう。
別れたってまた会えるかもしれない。
転生なんて全然信じてないけれど、この映画みたいにまだ来てくれるかもしれないそう思うだけで救われる自分がいた。
犬が死んじゃう映画は本当はきらいなのだけれどこのシリーズはまた会えるかもしれないと不思議な希望を持たせてくれるから私と同じように避けてる人がいたら勇気をだして見て欲しい。
家に帰って思いっきり犬を抱きしめたくなるそんな映画でした。
たなか

たなか