はみ

わたしは光をにぎっているのはみのレビュー・感想・評価

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)
3.0
終盤、この作品が「再開発で消える下町の古い商店街への哀愁」とわかるまでは、正直、観ているのがしんどかった。祖母に「聞く耳と見える目があれば大丈夫」と励まされる主人公、話す口は?と突っ込みたくなる。商店街の人にコロッケ(?)を貰っても、「ありがとう」と言葉に出してお礼も言えない、一体、どんな育ち方をしたんだろうと、まるでナメクジのような女子だと、苛つきながらひたすら耐えていた(汗)
ただ、風景は美しい。それと舞台になっている立石の商店街の人たちが出演してくれた事で作品のテーマがきちんと伝わり、 それは正解だと思った。呑んべ横丁には9年半くらい前に行ったきりだが、あの昭和感どっぷりの街並みが消えるのはやはり寂しい…
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