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クロール ー凶暴領域ーのkeeper7のレビュー・感想・評価

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
2.9
サム・ライミがプロデュース、アレクサンドル・アジャ監督作品といったら自分的にはもう観るしかないでしょっていう本作。

ハリケーンによる自然災害にワニワニパニックもぶっ込んでくるあたりよく分かってらっしゃる。
JJが作った「オーヴァーロード」と同じく本気の高品質C級ジャンルムービー。

「プライベートライアン」でカッチョいい狙撃手ジャクソン二等兵を演じてたバリー・ペッパーが主人公である水泳少女の父親役を熱演。
久しぶりに見たな~と思ってたら
このお父さん、散々な目に遭います。
娘のためにも散々な目に遭います。
そりゃもう、散々!

大学生水泳選手でもある娘ヘイリー役のカヤ・スコデラリオはちょっと気の強そうな美少女。
相変わらずアジャ監督は女優選びのセンスが良い。

舞台裏などまだ確認してないが恐らくワニは一部造形物で大半はCGI効果で処理されていると思う。非常にリアル。
しかしサメ映画は大好きだしB級ものでもワクワク出来るが(星の数ほどZ級サメ映画もあるが)なぜかワニ物はそうならないのは自分だけ?
普通に考えたら陸にも上がれるしサメより怖いはずのワニ。
もちろん実際に野生ものに遭遇したら失禁するくらい恐ろしいだろうが映画として、ジャンルものとしてあまり怖さを感じない。
あの造形のせいだろうか?サメ映画より食指が動かない。

作品の感想はハラハラこそしなくは無いが在りきたりなストーリーに展開、アジャ&ライミに期待値が上がり過ぎた。
もうひとつ何かぶっ飛んだ要素がほしかった。

「ロスト・バケーション」や「パニックマーケット」などが好きなら観てもいいかも。
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