すがり

クロール ー凶暴領域ーのすがりのレビュー・感想・評価

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.7
ワニ。

サメとの覇権争いはどうなっていたのか。
スタートからして決着ついてた気もするけどサメが超常生物になったことでその差は決定的に。
あくまでもワニとして戦うことを選択したワニの行く末はどうなるのか。

こうなるんだよなあ。

硬派、あまりにも。
サメが人咥え込んでる小物が映るけど、それを映画という画面で咥え込んだ今作はワニ側の勝利宣言にも思える。
だってワニだもん。こいつらワニなんだもん。

それに引き換え今作の人間たち…!
仕方ないよね、水泳選手だしさ。
サーファーだったためにサメとの戦争を繰り返して世界を救ったやつだっているし。
体張って水と対峙してたらそりゃあね。

有象無象個性的なワニやサメの映画観てきてて、なお今作をB級としてその群れの中に入れて良いかっていうとそうじゃないくらいしっかり楽しめるんだけど、硬派なくせに、心のどこかで求めているB級感とも言うべきものもしっかり入れてくるこの分かってる感。安心感。好き。

私もね、長いこと水泳やってたんです。
日本の台風も同時多発や大型化が珍しくなくなってるからね、今作のような状況に備えないとね。
センパパラタス。
すがり

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