このレビューはネタバレを含みます
ハリケーンで避難命令が出ているのに、家の地下で作業?する父親。
ワニのそばに落としたスマホを決死の覚悟で取りに行き、その場で電話をかけ始める娘。
「お前はワニより速く泳げる!」と言って、ワニだらけの水の中、娘を泳がせる父親。
ワニよりも登場人物にイライラします。
まあ、パニック映画あるあるです。
単純にワニのスリルを楽しむアトラクション的な映画。
突っ込み出したらきりがない。むしろ突っ込みを楽しむ映画。
特にひねりはなく、ごく普通のよくあるパニック映画。
少しぐらい「パニック映画のお約束」を破って、意外な展開も入れて欲しかった。
内容は置いといてワニがよいです。
ワニだけでも観に行った甲斐がありました。
質感、生々しさ、滑らかな動き、鋭い眼光。
泳いでいるときの脚と尻尾が好き。
人間よりもっとワニを出してくれ。
安っぽいCG感や作りもの感はまったくなく、かなりのクオリティ。映像技術の目覚ましい進歩を感じました。
「アリゲーター」(1980年)のモコモコしたワニが懐かしい。あれはあれで可愛かったけど。
流されていったワニとワニの赤ちゃんたちはどこに流れ着いたのか考えると…続編もあるかも?