アジャ久々の純粋パニックホラー作品はハリケーンとワニに襲われながらも失いかけていた父娘の絆を繋ぐ物語。
タイトな上映時間とシンプルな内容の中での濃密で緊迫した体験はジャンル映画として非常に正しい。
タイトルバックのシャープさから良作の匂いがしたが、限定シチュエーションの中でこれまで盛り上げてくれるのはアジャの手腕が輝いていた。
そして、今回の見せ場の一つでもあるアリゲーターのデスロールは笑ってしまうくらい凄い描写だった!あんなの食らったら即死だろ。
突っ込みどころはあるが、それはご愛嬌ということで、楽しみが打ち勝つ。
水位の上昇に伴い、父娘の絆も修復されていくことも感動的ではあるが、クロールを速く泳げることが何よりも大事であることを学んだのであった。