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今日から俺は!! 劇場版のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)
4.3
「今日から俺はつっぱる! 」――時は1980年代。転校を機に、髪を金髪に変えてつっぱりデビューした軟葉高校二年生・三橋貴志(賀来賢人)。持ち前の運動神経とねじ曲がった性格で、たちまち周囲の不良達に目を付けられる。同じ日に転校してきたトゲトゲ頭の伊藤真司(伊藤健太郎)とコンビを組んで、次々やってくる強敵を返り討ちにしていく毎日。三橋と友達以上恋人未満な赤坂理子(清野菜名)や、伊藤とラブラブな早川京子(橋本環奈)とのラブコメ的青春を謳歌したいのに、寄ってくるのはワルばかり…。
三年になったある日、かつて二人が壮絶な戦いを繰り広げた不良の巣窟・開久高校の一角を隣町の北根壊高校が間借りすることに。
かなりの極悪高校で名の通った北根壊の番長は柳 鋭次(柳楽優弥)と大嶽重弘(栄信)。
彼らは、智司(鈴木伸之)と相良(磯村勇斗)という圧倒的な“頭"を失った開久の生徒に対して妙な商売を始める…。
一方、怪しいスケバン・涼子(山本舞香)が今井(仲野太賀)に近づき…。
それは、「今日俺」史上最大で最凶の波乱の幕開けだった―!
大ヒットヤンキー漫画が、ドラマ化に続いて映画化。
三橋と理子の友達以上恋人未満の関係も、伊藤と京子のバカップルぶりも、ドラマと全く変わらないのが、久しぶりに同級生に会うようなほっこりする前半。
弱い開久の生徒を使った柳と大嶽の汚い策士ぶりをたっぷり見せた後には、三橋や伊藤や理子や智司と相良vs柳と大嶽たち北根壊の大喧嘩祭りが待っているのは、まさにヤンキー映画のお約束通りで、山本舞香vs清野菜名のアクション得意な女優対決や鈴木信之vs栄信のヘビー級バトルや磯村優斗vs柳楽優弥の卑怯者バトルなどパワーアップしている喧嘩シーン、三橋たちヤンキー同士のじゃれあいが、期待通り楽しめる。
ただ、福田雄一監督作品の欠点だが、佐藤二郎やムロツヨシ劇場が始まると、間延びしてしまうのが残念。
それ以外は、ドラマに満足した人には期待通りの痛快なヤンキーアクションコメディ映画。
「俺の仲間に手を出すんじゃねー」
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