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ウォルター少年と、夏の休日のtotoruruのレビュー・感想・評価

4.2
「善は必ず悪に勝つ。そして愛は…真実の愛は永遠に滅びない」


早くも夏真っ盛り。というわけで夏を感じるシリーズのラスト12本目。


ある日、イラストレーターをしている大人になったウォルターの元に訃報が届く。
それは、少年時代を一緒に過ごした2人の大伯父の死の知らせだった…


なんてワイルドなジジイたちだ😃

強くて頼りになる逞しいハブ、優しくお茶目なガース。
二人のワイルドなジジイが最高。

そんな二人に最初は戸惑っていたウォルターだが、二人を見つめる目が次第に輝いていくのが印象的。

真夜中の池のほとりでのスピーチが素敵です。


大人になったウォルターが電話を受けて(オープニングと同じシーン)からのラストシーンまでの一連の流れは、最高に心が温かくなる素敵なエンディングでした。

イラストレーターとなったウォルターの描く絵にもジーンとなります。


ハートフルなヒューマンドラマでコメディ要素もあり、ちょっとファンタジックでアドベンチャーな盛り沢山な物語。
 
号泣するような作品ではありませんが、じんわりと温かくなる隠れた良作です。

作品を観終わったあとは、原題の『Secondohand Lions(中古のライオンたち)』のままでも良かったのにと思いました。


それにしてもハーレイは、大俳優二人を向うにに回して引けを取らない素晴らしい演技でした。


夜中に不思議な行動をするハブを並んで見ているワンコ🐕とブタさん🐖がカワイイ😄

あと“大きな”にゃんこも、よく頑張ったよ😂




おまけ


勝手に始めたw【夏を感じる映画シリーズ】は、とりあえず12本で終わり〜🙇

1本目︰ジョーズ
2本目︰スタンド・バイ・ミー
3本目︰サマーウォーズ
4本目︰真夏の方程式
5本目︰ぼくは怖くない
6本目︰呪怨
7本目︰ジョーズ2
8本目︰クライマーズ・ハイ
9本目︰サマータイムマシン・ブルース
10本目︰プールサイド・デイズ
11本目︰ザ・ビーチ
12本目︰ウォルター少年と、夏の休日


その他にレビュー済みで夏を感じる作品をピックアップ🏄


『マイ・フレンド・フォーエバー』
少年2人の夏休みの冒険。
HIV感染者の少年デクスターと友人エリックが、デクスターの治療法を探しに旅にでる物語。
二人の友情、心から相手を思いやる気持ちに号泣必死です。
キラキラ眩しい夏が彼らを輝かせつつ、ひと夏の刹那を演出しています。


『稲村ジェーン』
みんなの中にある“あの夏”を感じることができるthe夏と言っても過言ではない作品。
「暑かったけど、短かったよね、夏」のセリフでも分かる通り、ひと夏のサーファーたちの物語。
舞台は稲村ヶ崎、音楽はサザンときたら…
夏気分はMAXです。


『アトランティスのこころ』
ひと夏の思い出。
アンソニー・ホプキンスの味わい深い演技と、ホプキンスと少年の交流が心地よい。
ストーリーを彩るオールディーズも雰囲気を盛り上げる。
ノスタルジックで、ちょっとファンタジーな素敵な作品。


『ソウル・サーファー』
ハワイで生まれ育ったサーファーの少女ベサニー。
サーフィン中にサメに片腕を噛みちぎられてしまうという大怪我を負うが、再びプロサーファーを目指して再起を掛ける物語。
サメはコワイが、ハワイの海とサーフィンが夏気分を盛り上げる。
努力と絆を描いた実話。


『君に読む物語』
ひと夏を過ごすために家族で訪れた土地での出会いが始まりのライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスの物語。
夏気分満載というわけではないが、設定が夏ということと、とにかく作品が素晴らしいのでチョイス。
とにかく一途なライアン・ゴズリングが素敵。
ラストは必見。


以上になります😃

みなさん暑さに負けず素敵な夏をお過ごしくださ〜い🏖
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