とにかくこの銃撃戦を見ろ!!!
アルバニアを舞台に、麻薬組織壊滅に尽力を注ぐ刑事達の死闘を描いた本作。
以前から気になっていたウィリアム・カウフマン監督作品。
ホントは「ルール 無法都市」が観たいんだけど、どこも配信してないし近所のレンタル店にも在庫が無いのです…。
まぁ、しょうがないので本作を視聴致しました。
とにかく銃撃戦に極振りな映画!!
銃撃戦に全力を注ぐあまり、他の部分はお粗末過ぎて、なんとも勿体ない感じでしたw
アルバニアの歴史背景を絡め、深みがあるように見せかけ、実に薄っぺらく浅〜いストーリー。
どいつもこいつも過去にワケありの刑事達が、麻薬組織を追って奮闘するのですが…計画性もへったくれも無い捜査ばかり。
裏切り者が判明する伏線シーンも、分かり易すぎてアホらしいし、もうちょいヒネリが欲しいところですw
ところが…
いざ、銃撃戦や格闘シーンになるとやたら本格的なんですよ!!
この監督、アクションが撮りたいんだな!ってのがすごく伝わってくるチカラの入れよう。
中盤の護送車襲撃シーンが、個人的にはかなりお気に入り。
終盤の敵アジトに乗り込んでの大銃撃戦も、本作の見どころですね。
ただの麻薬組織にしては、やたらタクティカルな動きをする敵がいたのが印象的でしたw
正直、主演を務めたルイス・マンディロアさんってパッとしない脇役の印象しか無いんですよね…。
でも、有名な俳優が居なくたって、面白い映画は作れるんだ!って心意気は凄く感じました。
メジャーではないけども…
銃撃戦映画好きには、とりあえず観て欲しい映画ですね。
カウフマン監督には今後、良い脚本家がついてくれることを切に願います…w