北欧発ディザスタームービーの秀作「THE WAVE ザ・ウェイブ」の続編。
津波に遭ったあの家族が今度は地震!?
あまりに気の毒過ぎない!?
ノルウェーのガイランゲルを襲った巨大津波から3年。地質学者のクリスチャンは、津波を予測し多くの命を救ったが、同時に救えなかった人々の事で自責の念にかられていた。オスロに住む家族とも別居し、一人ガランゲルに戻って研究に没頭する。そして、不慮の事故で亡くなった知人の研究者が残したデータから、クリスチャンは新たな地殻変動の予兆に気付くが…。
おいおいおいおい。
皆んな、パパの言う事聞いてよっ!!
地質学者だろ!?
しかも前回の津波を言い当てた実績があるんだぜ!?
なのに、誰一人クリスチャンの警告に耳を貸さない。
ノルウェーの人達の危機管理能力低過ぎ!!
来るぞ来るぞ来るぞ…。
大地震、キターーーーーー!!!!
すげーーーーーー!!!!
地面が波打ち、裂け、隆起し、ビルがどんどん倒壊していく。
但し、ディザスタームービーでありながら、描かれるのは主人公家族が中心で、パニックに陥る人々の描写はほぼ描かれない。
予算の問題かな?
高層ビルの最上階に居る娘を救う為、パパとママが頑張るんだけど、地震が来るって言ってた本人がエレベーターに乗っちゃったらダメでしょ!!
ほらー。言わんこっちゃない。
止まったー。閉じ込められたー。
ビルの最上階からの脱出劇はかなりスリリングで手に汗握る!!隣のビルが倒れ込んで来て、最上階以下のフロアがごっそり削られた格好となった後、どんどん傾いていく恐怖。何かに掴まってないと地面へ急降下。
これは面白い!と前のめりになって思っていたら、何故か終盤は脱出成功の様子は描かれず、どんどん端折って急ぎ足でそのままエンドロール。
え?終わり?
なんでこんな尻切れとんぼなん?
何だこの少年ジャンプの打ち切り漫画みたいな終わり方。
予算の問題かな?
シリーズものとして楽しめたし、地震発生後はかなり見応えがあるので面白いんだけど、随分雑な終わり方で残念極まりない。
うーん。やっぱり前作の方が良かったかなぁ。