明後日、地上波でやって大丈夫なのか、ちょいと心配です。
心をナイフで抉りとられるような痛みを残す作品は久しぶりです。
とても強烈な怒りを感じる1本でした。
後半に見せるソン・ガンホの悲哀と深い怒りのお芝居は、言葉なんて超越して、いきなり心に殴り込んできますね。
こんな芝居どうやったら出来るんだろう、どうやったら引き出せるんだろう。
動悸をおさえるのに必死になるような急展開の中でジェットコースター に乗ったように右に左にただただ揺さぶられながらも、頭の隅でこの作品を作ったポン・ジュノ監督のことがもっと知りたいという思いが湧き上がっていました。
個人的には、アカデミー作品賞の理由がよくわかりました。納得です。
もう一度見てみたい。監督のインタビューも読み込んでみたい。次はモノクロ版も見てみよう。