数々の賞を受賞した話題の映画をやっと観た。裕福なご夫婦も貧しい家族もどちらも決して極悪人ではなく、どちらも家族を大切に思う気持ちは変わらなかった。それだけにこの展開はつらい。半地下や地下に住む人にあるという独特な匂いを指摘されることがギテクには最も耐え難い様に思われた。貧しいものはそうなりたくて貧しいわけではなく、裕福なものにもそれなりの弱さや悩みがある。これほどではないにしろ、日本にも貧富の差はあるし、むしろ広がっているように思われる。ちょうど内閣が変わる様だが豊かなものだけに美味しい特権を与えるのではなく、一般庶民と弱く苦しい立場の国民にこそ、温かな手を差し伸べる政治をしてほしい。
