このレビューはネタバレを含みます
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息遣いが綺麗。
BGMがほぼないことでとても引き立っていて良い。
ルビーがきょうだい児として望まれた子供のではなく、両親や兄の家族として望まれていたことがとても救いだった。
家族とは何かを考えさせられた。
随所に散りばめられた、他者が見た家族写真のようなカットが素晴らしい。
彼らは幸せであったし、その幸せを根に抱えて生きて欲しい。
サイバーパンクな東京がいい。
遥か昔に原作を読んでからの視聴。
映画独自の解釈が良かった。
ダニーのフィルターを通した世界がグロテスクだからこそ色彩を得ていた。
ダニーの中の荒らされた本棚が、話が進むごとに片付けられていく感覚がある。
ずっと不気味。
対比がとても美しかった。
人に愛を注ぐことは愛だが、オラヴィの愛は絵を愛する姿を見せることだったんだと思う。