記録用
アカデミー賞でハードル上がってる状態で視聴したけどそれでも十分楽しめた映画。
半地下一家が金持ち一家に次々と寄生していく過程が序盤の方でテンポよく進んでいったのはちょっと意外だった。
やりたい放題の半地下一家がこれからどんな痛い目に遭うのかなーと思いながら観てたけど、匂いの話しが出てきた瞬間に胸がぎゅっとなって一気に映画の世界に引き摺り込まれた。
染み付いた生活の匂い。痛い所を容赦なく刺してくる。
もっとコメディ的だったり表層的な懲らしめを想定してたけど全然違った。
観る前までは弱者が寄生して強者になっていく話なのかと思っていたけど、あくまで弱者は弱者のままだったのが逆に良かったな。
後半の怒涛の殺戮シーンはびっくりしたけどここで気持ちを置いてかれたらダメだと思って勢いに振り落とされないようにアトラクションにライドしてるような感覚で観てた。
そういうエンタメ性もおもしろい。
個人的には元家政婦を階段下に蹴り落としたオモニが一番怖かった。