この映画の凄いところは、
悪役が一人も居ないのに少しずつ音を立てるように何かが崩れていくのが、すれすれのところ行われているところ。
多分ほとんどの人がジャージャー麺を食べたくなったとは思うけど、
自分達以外に興味は無い金持ちと、
ハイスペックなのに貧困であるとゆう、
生まれた環境によって変えることの出来ないシガラミに苦しんでいる人との分厚い壁。
だからジャージャー麺のところからのくだりはめちゃくちゃ好きだった。
思った以上に社会派で、
ポンジュノ監督は
誰も恨めない悲しい状況をつくる天才なんだと改めて脱帽。