まつい

パラサイト 半地下の家族のまついのネタバレレビュー・内容・結末

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっとハラハラしながら観てた
主人公家族に感情移入しづらくて、韓国社会の格差ってテーマは理解できるけど、前半はただハラハラしてた
なぜ酒盛りを始めてしまうんだ...
後半のにおいのくだりは興味深かった
お父さんは地下のにおい(貧しさの匂い)を指摘されたところから、ずっと怒りを内に抱えてたんだなあ

最後、息子が努力してあの家を〜のくだりで、こんな上手くいっちゃうの!と思ったらやっぱり夢だった
多分その夢は実現しないだろうと思わせるあたり、観客に格差問題を意識させて、そこから這い上がることもまた難しいと自分達は無意識にわかっていることにも気づかせる
這い上がるといえば、貧困層の人々は半地下住宅で、富裕層は丘の上の邸宅っていうのもすごい象徴的だった
半地下に住んでるから、主人公家族は大雨で家ぐちゃぐちゃ、体育館に避難って状態なのに、金持ち一家は息子がアメリカ製のテント張ってキャンプごっこしてるのをソファーでいちゃいちゃしながら見てられるんだから

なんだか陰鬱な気分にはなった
まつい

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