半地下で貧しくも明るい毎日を送る一家が、言葉巧みに裕福な家庭に入り込む。全てが計算通りにうまくいったかに見えたが、その家には思いもよらぬ秘密が隠されていた。
社会に蔓延る貧富の差を、コメディタッチに描き切った話題作。
おもしろおかしく観られるが、根底にある問題は半地下の彼らの棲家より根深く暗い。
どんな世界にもある貧困を、人種やカルチャーを超えて万人に届く形で表現したポン・ジュノの功績は大きいと思う。
だが間違っても、落ち込んでいる時に観る映画ではない。スカッとリフレッシュしたい一心で選んだ映画としては恐らく最悪のチョイスだった。。。
いい映画なのに、私のバカバカバカ。