設定5/脚本6/役者4/映像音楽4/個性5
傑作。カンヌでの評判以上に、大好きな作品『オクジャ』の監督の新作という点で期待してましたが、悠々と期待を超えてきました。
とにかく脚本が秀逸。画と会話で場面を説明するのが上手い。メタファーが散りばめられてて、「これはこういう意味だったのか！」と後から気付くのが楽しい。
また、韓国映画といえば、社会派の作品でもユーモアたっぷりに描くのが特徴。これほんと好き。今作も例外ではない。ゲラゲラ笑うって感じでもないが、決して笑える状況でもないのにニヤニヤしてしまう。
ネタバレ禁止とのことですが、『シックスセンス』のような、どんでん返しがすごいというわけではないのであしからず。緻密に作られた世界観こそがネタ。
１月にして今年ベスト10入りは確実と言っていい。この出来映えは必見です。
2020-5(3) 第２位
2021-2(再)
再鑑賞：②2021/1/22 Netflix
