計算された素晴らしい脚本の映画。
オイラはめったに映画を褒めない。
しかし、これは素晴らしいの一言。
演技・撮り方・照明においても素晴らしい。
恐らく2回くらい見るとこの作品の素晴らしさが理解できるのではないかと思う。
展開もテンポもよくストーリーも奥深く映画という『総合芸術』として最高峰なのではないだろうか。
そして脚本!映画でいう設計図の出来上がりが、素晴らしいので、仮にヘボな監督が撮っても、それなりの出来になりそうなくらい緻密だ。
オイラとしては、見終わったあとに色々と考えたが、
この映画のキーは『石・臭い・半地下・地下・雨・インディアン・モールス信号・屋敷』その他、貧富の差や、命、南北朝鮮半島などなど、考えればキリがないがとにかく様々な『キー』があり、この映画の世界観を楽しませてくれる。
好きなシークエンスは、雨の中、屋敷から半地下の自宅までの移動。
撮り方が、屋敷から自宅までの距離など、心理的にいろんな意味での『距離』を感じて、シークエンスでオイラはちょっとしたSF映画(銀河鉄道999??)のような光景に見えた。
ただ、なぜオスカーを取ったのかは少し謎だ。
あ、オスカー作品はよく考えたら、最近はあんまりたいしたのないや。
とにかくオイラがこの映画のパラサイトになっちゃった作品かな。