そう

パラサイト 半地下の家族のそうのネタバレレビュー・内容・結末

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

前情報無しで突然観たので展開を追うのに必死であまり覚えていない…

少々怖い、という噂だけは聞いていたので、前半かなり家族たちが成功?していっても、あぁそのうちずどーんと落ちるのだろうな…と思ってしまい、びくびくしながら観ていた。

家族たちは、生活はかつかつだけれど必死に生きていて、それでも人のことを想う気持ちを持っていたのが意外。特にお父さん。まぁ全ては彼らの生活のため、利益のためだったもしれないが。でもお父さんからはそのような利害執着みたいなものはあまり感じられなかった気がする。
あの瞬間までは。
いや、ご主人を刺してしまうあの瞬間だって、自分のためとかはきっと思っていなかった。ご主人が‘半地下の匂い’に顔を顰めたことが引き金になって、積もり積もった思いが爆発してしまった。その‘思い’がどんな‘感情’だったか…。言葉にするのは難しい。とても難しい。のでしない。という逃げ。

最後の、お金を貯めてあの家を買ってお父さんがシェルターから出てくるシーンは、同伴者と理解が分かれた。私はこのシーンは彼の空想で、そのあとのシーン、つまり元の半地下の家で手紙を読んでいるシーンが現実だと思った。同伴者は前者は事実で後者は回想だと捉えた。答え合わせをしていないからどちらが正解かは分からないが、同じものを観ても解釈が違うということを身をもって体験した。面白い。
そう

そう