上に立っている者達は下を見向きもしない…ポン・ジュノ作品はこういうテーマが多い。
半地下で暮らしている貧しいファミリーが、試行錯誤して地上に上り詰めたら…?な話だけど、上階級の奴らは(この作品では)、いちいち鼻につく。
この作品の役者陣の演技がべらぼうに良かった。
おもしろい描写と不気味な描写の落差がすごい。
そういう演出はポン・ジュノ監督は得意な所なのではないのだろうか。
ようやく松ちゃんが言っていた家政婦さんの意味がわかった。
あのシーンから展開がめちゃくちゃ変わる。
この作品は概ね満足だけど、こんな事態になるなら最初からちゃんとした所で働けよってツッコミ入れてしまった。