【スノーピアサーの自己リメイク】
神田のガード下みたいな所に住む一家が渋谷松濤の麻生太郎邸みたいな所に寄生する話
屋根裏にでも侵入するのかと思ったらそういう事かw ここまで器用に色々手を回せるなら、そこら辺の底辺東大生よりも仕事出来そうだけど。
高級住宅での豪雨は芸術性すらあるけど、ガード下の家では死活問題。光と影、清と汚、豪と粗、品と劣、輝と濁、ふたつの対比が上手すぎる。
『スノーピアサー』で現実味が無さすぎた舞台設定を、敢えてリアルに戻すことでの成功だな。基本的に描かれてることは同じだけど、ファンタジーチックな要素を排除することでよりテーマに忠実になっている。
同じテーマを繰り返すのは余程スノーピアサーの酷評がショックだったのかも。この作品の成功は監督にとっての悲願だったと思う。
「言葉では表現できない。地下鉄の中のにおいとも似てる。乗客特有の臭いがある」