公開中にコロナが世間を騒がせ始めた3月に鑑賞。
絶対こんな時期だし空いてるだろと思ったら、めちゃくちゃ映画館混んでました。その上初老の少し厳つめの爺ちゃん、婆ちゃん引き連れて目の前の列を横ズりして飲み物とポップコーンを買われ、冒頭ちょっとだけ観れないというアクシデント。
指定席も全部埋まってて始まりつつある映画を「すみません」「すみません」なんて言いながら駆け分けて自分の席に辿り着く。
「あーなんで俺だけこんなついてないんだよ」って言う心持ちで観るのに最高の映画でした(結果的に笑笑)
頭っからケツまで「色んな格差」をマジマジと見せつけられます。貧困層と富裕層が共生していく中で、貧困層と貧困層がお互いを蹴落とし合っていく。そんな地獄が繰り広げられます。
でも結局はそういう「格差」を受け止めてどうやってお互いが上手く生きていけるかを考えていくのが大事なのかなぁと、ぼんやり、だけど重くそんな感想が残った映画でした。